週末、NISAで積み立てている投資運用会社の年次総会&インベスターズカンファレンスに参加してきました。そのゲストが、なんと室伏広治さん。
告知で紹介され、当日のプレゼントにもなっていたのが、著書『ゾーンの入り方』です。講演も予定されていたため、「ロードバイクのトレーニングやヒルクライム本番に役立つはず」と考え、当日までに一気に読み進めました。
『ゾーンの入り方』室伏広治
本書には、いわゆる「即効性のあるルーティン」のようなテクニックはほとんど書かれていません。むしろ、日々の心持ちやトレーニングの積み重ねが本番に繋がり、いかに「自然体」でいられるか。語られているのは、もっと長い時間軸でのアプローチです。

特に私の心に響いたのは、**「第3章 限界の超え方」**でした。
自分に言い訳を用意していないか?
トレーニング中、無意識に自分を甘やかしてしまうことはありませんか? 「今日は調子が悪いから」「足に違和感があるから」と理由をつけて強度を下げ、限界を試すことを避けてしまう……。
本書の中で、ハッとさせられた一節があります。
「本当の全力を出したことがない人は、実は失敗を怖がっているのです。(中略)全力でやったのに失敗してしまったら、自分は完全に無能だと認めなければいけないと思っているのです」
これはロードバイクに限らず、仕事にも通じる真理ではないでしょうか。 「自分は今、全力を出し切れているか?」 練習のタイムアタックでも、本番の苦しい局面でも、常にこの問いが頭をよぎります。
対戦相手は「富士山そのもの」
また、室伏さんはこうも語ります。
「君の対戦相手は無限の蒼空と不動の大地だ」
富士ヒル(富士の国やまなし 第22回 Mt.富士ヒルクライム)を例に挙げれば、競うべき相手は他者ではなく、自分自身。そして、厳然とそびえ立つ富士山そのものです。
山を走れることに感謝し、これまで積み上げてきたトレーニングの成果を、雄大な自然にぶつける。そんな境地で走れたなら、きっと最高のパフォーマンスが発揮できるはずです。

読書を通じて自分を見つめ直し、新たな覚悟が決まる。 みなさんも、次のレースや目標に向けて、自分の「全力量」を再定義してみませんか?


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