読書レビュー:「ただ漕ぐだけ」を卒業せよ!『ピークパフォーマンス 最強の成長術』が教えるロードバイク練習の作法

読書・知識

今回のブログは本の紹介です。
図書館を活用することが多く、予約をしている本が準備が出来たとあり、借りてきました。

『ピークパフォーマンス 最強の成長術』(ブラッド・スタルバーグ / スティーブ・マグネス著)

しかし、この本を知ったきっかけを思い出せないです。認知科学に関する内容が多いので、おそらく 以下の3冊を読んだ時に知った本のはず

  • 辻秀一『ゾーンに入る技術-「驚異の集中力」が最高の能力を引き出す!-』
  • 原田隆史『一流の達成力-原田メソッド「オープンウィンドウ64』
  • ビリギャル本人さやか『私はこうして勉強にハマった』

速くなるための「環境」を作れ『ピークパフォーマンス』が教える意図的な練習とスマホ隔離術

ロードバイクのトレーニングをしていて、自分はこんな風に感じることはあります。

「ただ漫然と距離を乗っているだけになっていないか?」

「このトレーニング方法は富士ヒルのための能力向上として正しいのだろうか?」

今日ご紹介するのは、そんな悩みにスポーツ科学と心理学の側面から答えてくれる一冊、『ピークパフォーマンス』(ブラッド・スタルバーグ / スティーブ・マグネス著)です。

この本は、単なる根性論ではありません。私たちが陥りがちな「努力の罠」を抜け出し、限界を突破するための具体的な「作法」が説かれています。

来年の富士ヒルクライムでのブロンズリング(90分切り)を目指す私が、本書を読む中で特に気になった5つのポイント。そこから得た「サイクリストが実践すべき5つの教訓」を共有します。

1. 「意図的な練習」が一流を作る

週末のロングライド、ただ景色を楽しんで終わっていませんか? もちろんそれも自転車の魅力ですが、速くなるためには不十分かもしれません。

本書では、一流のアスリートほど「意図的な練習(Deliberate Practice)」を行っていると断言しています。

これは、「自分にとって少しきつい課題」に対し、高い集中力を持って取り組むこと。

  •  漫然とした練習:「とりあえず100km走ろう」
  •  意図的な練習:「今日はSST(スイートスポット)で15分×3本。ケイデンス90を絶対に維持する」

「なんとなく」を排除し、目的意識を持った高強度の時間こそが、私たちを成長させます。

2. 「成長マインドセット」で壁を壊す

「もう40代後半だし、成長は止まったかな……」

そう思った瞬間、本当に成長は止まります。

本書が提唱する「成長マインドセット」とは、能力は生まれつきのものではなく、努力によって拡張できるという信念のこと。

特に『生まれつきではない』がポイントだと認識しています。自分はやればできる!その心から信じられる根源的に気持ちこそが、自分を成長させます。

ロードバイクは、正しいトレーニングを積めば、年齢に関わらずPWR(パワーウェイトレシオ)を向上させられるスポーツです。昨日の自分より強くなれると信じること。それが全てのスタートラインです。

3. 緊張は「脅威」ではなく「バネ」である

レースのスタート前、心臓がバクバクするあの感覚。

これを「怖い」「失敗するかも」と捉えると、体は縮こまってしまいます。

しかし、本書はこう教えてくれます。「緊張をバネにせよ」と。

その動悸は、体が「戦う準備ができた」と告げている証拠です。「お、緊張してきたな。よし、これで全力が出せるぞ」と捉え直す(リフレーミング)だけで、身体反応が変わり、パフォーマンス向上につながります。

4. 成長の回廊「フロー(ゾーン)」に入る

没入状態、いわゆる「ゾーン」に入るためには条件があります。それは「挑戦(Challenge)」と「能力(Skill)」のバランスです。

 * 挑戦が高すぎると 「不安」 になる。

 * 挑戦が低すぎると 「退屈」 になる。

今の自分の能力より「ほんの4%高い」目標に挑む時、人はフロー状態(ゾーン)に入りやすいと言われています。

トレーニング計画を立てる時は、自分を少しだけ追い込む設定にすることが、至高のライド体験への近道です。

5. 【実践】スマホを壁にかけろ!

そして、私が本書を読んで即座に実行に移した最大のライフハックがこれです。

「スマホを物理的に遠ざける」

集中と休息を妨げる最大の敵は、手元のスマートフォンです。通知が来るたびに、私たちの脳は「意図的な練習」や「深い休息」から引き戻されてしまいます。

これはロードバイクのトレーニングというより、ビジネス、普段の仕事においての課題と発見です。

そこで在宅リモートワークとオフィス出社とのハイブリッド勤務形態の私は決意しました!

「スマホ置き場を、リモートワーク部屋のドア(壁掛け)に設置する」

部屋に入る前にスマホをドアポケットに入れ、物理的に遮断する。

意思の力でスマホを見ないようにするのは不可能です。環境を変えることで、脳を目の前の仕事に集中させる。強い意志の力に頼るのではなく、環境を変えること・環境を作ることで習慣を変える、集中力を手に入れる!

まとめ

「最高の自分」をデザインする(意図的な練習)

ただ走るのではなく、一漕ぎ一漕ぎに「なりたい自分」を込めること。目的を持って取り組む時間は、ただの練習を「自分を磨く特別な儀式」に変えてくれます。

可能性はどこまでも広がっている(成長マインドセット)

「今が一番若い」という言葉通り、私たちの能力に限界はありません。正しく挑めば、体も心も進化し続ける。自分の伸び代を信じることは、人生最大のギフトです。

ドキドキは、最高のパワーに変わる(リフレーミング)

緊張による鼓動は、エンジンがフル回転し始めた証拠!「よし、エネルギーが満ちてきたぞ」と笑って受け入れれば、それはあなたを前へと押し出す強力なバネになります。

心地よい「夢中」の波に乗る(フロー体験)

今の自分より、ほんの少しだけ背伸びした目標。その絶妙なチャレンジが、時間を忘れて没頭する至福の体験を連れてきてくれます。

「集中」をデザインする(スマホの壁掛け)

スマホを物理的に手放すのは、大切な自分の時間を取り戻すポジティブな選択です。「見ないように頑張る」のではなく「環境が自分を守ってくれる」仕組み作り。これで、仕事もトレーニングも驚くほど深く楽しめます!

ロードバイクも仕事も、本質は同じ。「自分を変えるプロセスを楽しむこと」にあります。

強い意志で自分を追い込む必要はありません。例えば、まずはスマホを壁にかけて、目の前の仕事や課題を存分に味わう準備を整えるだけ。
それだけで自分は変われる。

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