赤城山ヒルクライム タイヤ選択の転換:重量より転がり抵抗、食事・睡眠の記録

大会・イベントレポート

はじめに:未来の勝利への「設計図」

前回の記事では、赤城山ヒルクライムに向けた「メンタルと目標設定」について書きました。

今回は、その目標(81分切り・220W維持)を達成するために、直前1週間で具体的に何を行ったのかを記録します。

トレーニングの強度調整(テーパリング)、食事、睡眠、そしてもっとも大きな変更点である機材選択。 この記録は、2026年6月の富士ヒルクライムに挑む自分にとって、迷いを消すための「設計図」になるはずです。

1. トレーニングのテーパリング(調整)

レース前1週間の過ごし方。疲労を抜きつつ、心肺機能と脚の感覚を鈍らせないためのスケジュールです。今回は以下の流れで調整を行いました。

  • 火曜日: VO2MAXインターバル(いつもの8本を4本に短縮)
  • 水曜日: L2(耐久走) NP 146W
  • 木曜日: L1(回復走) NP 91W
  • 金曜日: 完全レスト
  • 土曜日: 赤城山ヒルクライム大会当日

ボリュームは落としつつ、火曜日に一度心拍を上げておくことで、体が「休みモード」になりすぎるのを防ぎました。
結果も良かったし、自分にはこれくらいが良さそう。2日間とか完全レストはいらないです。普段からそこまで高負荷にしているわけではないですもの。

2. 食事:カーボローディングと「低残渣」への意識

食事の調整は、大会2日前の木曜日から本格的に開始しました。

  • 炭水化物中心へシフト: エネルギーのタンクを満タンにする基本戦略。
  • 食物繊維のカット: 普段は健康のために摂っている食物繊維ですが、レース直前はあえて控えます。消化管内の残留物を減らし、当日のお腹のトラブルを防ぐとともに、軽量化(低残渣食)を狙いました。
  • 睡眠対策: 「Yakult1000」を木・金と連続摂取。ストレス緩和と睡眠の質向上に期待。

3. 睡眠:メンタルコントロールの課題

正直に記録しておきます。大会前日となる金曜日の朝(木曜の夜)、睡眠の状態は最悪でした。

  • 睡眠時間: 7時間6分
  • 覚醒回数: 9回(うち長い覚醒が4回)

横になっても、レース展開や準備への思考が止まらず、交感神経が優位な状態が続いてしまいました。 普段はすぐに寝られるのに、気持ちが高ぶってしまったのか「眠らなければ」という焦りが、さらに覚醒を呼ぶ悪循環。 フィジカルは仕上がっていても、心を落ち着かせる技術が足りていないことを痛感しました。

(※この失敗は、後にスポーツ心理学の本を読み漁り、メンタルマネジメント「ライフスキル」を学ぶ大きな動機となりました)

4. 機材:重量よりも「転がり抵抗」を優先した決断

今回の赤城山では、機材、特にタイヤの運用方針を大きく転換しました。これまでは軽さを正義としてクリンチャー運用でしたが、今回は以下の構成で挑みました。

【変更点】

  • Mt.富士ヒル(過去): Michelin Power Cup 25C + TPUチューブ
  • 赤城山ヒルクライム(今回): Continental GP5000S TR 28C(チューブレスレディ)

【選択の理由】 生成AIとの対話シミュレーションにおいて、「タイヤ単体の重量増によるデメリット」よりも、「転がり抵抗の低減によるタイム短縮メリット」の方が顕著であるという結論に至ったためです。

【当日のセッティング】

  • 空気圧: 前後ともに 5.7 bar
  • その他: 前日に駆動系の徹底洗浄(クリーンナップ)、ライトやベルなど保安装備の取り外しを実施。
  • 最終車体重量: 7.6kg

軽量化至上主義からの脱却。データに基づいたこの選択が、吉と出るか凶と出るか。 すべての準備を整え、いざスタートラインへ。

続く

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