「毎日、ロードバイクに乗り続けるなんてすごいですね」「メンタルが強いですね」
ありがたいことに、X(旧Twitter)や友人からそう言われることがあります。確かに冷静に考えると、減量のために毎日欠かさず自転車に乗っているのは、自分でも驚くほどです。
しかし、これは決して「気合」や「メンタル」で乗り切ったわけではありません。 私自身、飽きっぽく、やる気にムラがある人間です。そんな私でも続けられたのは、「がんばり方」を知っていたからです。
今回は、私の「毎日乗るための仕組み」を、一冊の本の知見と合わせてご紹介します。
毎日続けるための鍵は、「やる気に頼らず、仕組みを作る」ことです。
人は誰しも、やる気やモチベーションに波があります。やる気がある日は頑張れますが、「今日は疲れたからいいか…」とモチベーションが下がると、途端に続かなくなってしまいます。
そこで、やる気やモチベーションに関係なく体が動くような「仕組み」を整えることが大切です。私は、書籍『私はこうして勉強にハマった』からヒントを得て、ロードバイクに毎日乗る、トレーニングを継続するための3つの具体的な方法を実践しています。

大・中・小の目標で「やる理由」を明確にする
まず、自分がなぜロードバイクに乗るのか、その理由をはっきりさせることが重要です。この本を読んだ時点の自分は、目標を3段階に分けて設定しました。
- 大目標(最終的な目的): 体重を落として、健康に長生きする
- 中目標(具体的な数値目標): 体重84kgから69kgまで減らす
- 小目標(毎日できる行動): 毎日体重を測る、短時間でも自転車に乗る
この「大目標」を持つことが特に重要でした。私の場合、祖父母の健康的な生き方や、妻を支えたいという思いが、モチベーションの根底にありました。この**強い「やる理由」**があったからこそ、毎日の小さな行動が意味のあるものになったのです。
目標と進捗を「公開」して習慣化を促す
次に、目標達成の確率を上げるために、日々の進捗をXで公開しました。
ドミニカ大学の研究によると、目標と進捗を周りに公開する人は、頭の中で考えるだけの人に比べて、目標達成率が1.8倍も高まるそうです。
これは、周りの目にさらされることで「言ったからにはやらなければ」という適度なプレッシャーが生まれるからです。同時に、同じように頑張る仲間と繋がることで、ピア効果(仲間からの良い影響)も得られます。
私自身、Xに日々のライドや体重の記録を投稿することで、自分を律することができました。
行動のハードルを徹底的に下げる
最後に、日々の行動をできるだけ「楽」にすることも欠かせません。
朝起きてから玄関を出るまでの準備に手間取ると、それが続かない原因になります。私の場合、以下の工夫で準備を最短にしました。
- 自転車の置き場所: 玄関に置いて、いつでも出発できるようにする。
- ウェアの配置: リビングに、すぐに着られるようにジャージを掛けておく。
「着替えるのが面倒だな」「自転車を外に出すのが億劫だな」という気持ちを生まないようにすることで、「やらない」という選択肢を消すことができています。
まとめ
モチベーションの波に左右されず毎日ロードバイクに乗れているのは、この3つの仕組みがあったからです。実はこれらには、認知科学や心理学に基づいた明確な効果があります。
- 目標設定:大・中・小の目標を立てて「やる理由」を明確にすることは、目標勾配効果を活かした方法です。小さな達成を積み重ねることで、モチベーションを持続させられます。
- 進捗の公開:Xで日々の記録を公開する行為は、コミットメント効果とピア効果を組み合わせたものです。周囲に宣言することで自分を律し、仲間からの刺激で頑張るエネルギーが生まれます。
- 行動のハードルを下げる:自転車やウェアをすぐ手の届く場所に置くことは、環境要因を味方につける工夫です。「面倒だ」と思う前に体が動くように、行動に移すための障壁を徹底的に排除しました。
書籍『私はこうして勉強にハマった』は今回紹介した方法だけにとどまらず、たくさんの著者自身の経験と研究に基づいた方法が紹介されています。そして、それらの方法は、ロードバイクだけでなく、仕事や勉強など、あらゆる物事に通じる考え方です。
少しでも気になったら、ぜひ手に取って読んでみることをおすすめします!



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