【富士ヒル2024 初挑戦記・後編】90分届かず。データと悔し涙が示したもの

大会・イベントレポート

初の富士ヒル挑戦から1年間の努力を振り返った前編に続き、後編では大会当日のレポートをお届けします。

1. レース当日:データで見る「90分ペーサー」に必死でついていく

朝4時半、宿泊していた休暇村富士を出発しました。日の出前の澄んだ空気の中、セブンイレブンで朝食を済ませ、**「軽量化」**も成功。

駐車場に到着したのは5時半で、レース開始まで余裕を持って準備を進められました。

スタート地点では、普段 荒川や定峰峠などで会うことの多い知り合いの皆さんと会うことができ、緊張感なく和やかな雰囲気で走り出すことができました。

スタート直後、目標の90分切りを目指すペーサー集団に食らいつきました。特に、勾配4%〜5%の緩斜面ではドラフティング(他者の後ろにつき空気抵抗を減らすテクニック)の効果が大きく、集団の恩恵を存分に感じました。

しかし、9km地点で限界が訪れました。

心拍数は177bpmに達し、ペーサー集団から**千切れてしまったのです。**この瞬間、心の中で「僕の富士ヒルは終わった」と諦めてしまった感覚がありました。その後のパワーと心拍数のデータが明確に示している通り、一気に数値が低下しました。

それでも、気持ちを奮い立たせ、再度強くペダルを踏み始めました。4合目付近では再びペースを上げ、ゴール前では同じようにペーサー集団からちぎれてしまい、その後離れてしまった友人と偶然にも合流。大きな声で互いを鼓舞し合い、ラストスパートをかけることができました。


2. ゴールと結果:悔しさが教えてくれたこと

ゴールタイムは、1時間32分40秒

目標としていた90分には、2分40秒届きませんでした。自己最高出力は更新したものの、ブロンズリングには届かず。この結果は、言葉にできないほどの悔しさを僕にもたらしました。

下山中、込み上げてくる感情を抑えられず、自然と涙が溢れてきました。 歯を食いしばり、流れる悔し涙を富士スバルラインの冷たい風にさらす時間でした。


3. 家族に感謝を伝える

家では涙無しで話せるかと思ったのですが最後感謝を伝えるところで言葉に詰まってしまって短い言葉しか伝えることが出来ませんでした。
話していて途中涙が溢れて上手く喋れなくなってしまった。
息子に見せた悔し涙は初めてのはず、父の涙に驚いただろうなぁ。
でもこれ以上ないくらいに心が揺さぶられたこと、この体験を息子に伝えたくて話しました。

家族のサポートなくして、この1年間は乗り越えられませんでした。毎朝早くから家事の負担をかけてくれた妻、そして、父の挑戦を静かに見守ってくれた息子。言葉では伝えきれなかった感謝の気持ちを、ここに記します。家族が健やかであってこその挑戦です。心から、ありがとう。

今回の挑戦は、目標を達成できませんでしたが、かけがえのない経験と、次の挑戦のための貴重なデータを得ることができました。この悔しさを忘れずに、次こそは必ず目標を達成してみせます。

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